www.mtkn.jp

Manuscripts for my personal webpage.
git clone https://git.mtkn.jp/www.mtkn.jp
Log | Files | Refs | README

commit 553b93557bf31fc600a06d1eb97d96817b6eea35
parent 8818965d67e9ea87fce5ec8c666a5542d13c4424
Author: Matsuda Kenji <info@mtkn.jp>
Date:   Thu,  3 Aug 2023 16:05:02 +0900

update

Diffstat:
Aman/journal/posts/20230802.html | 41+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Aman/journal/posts/20230802.jpg | 0
Apub/journal/posts/20230802.html | 49+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Apub/journal/posts/20230802.jpg | 0
4 files changed, 90 insertions(+), 0 deletions(-)

diff --git a/man/journal/posts/20230802.html b/man/journal/posts/20230802.html @@ -0,0 +1,41 @@ +<h1>着物できた</h1> +<time>2023-08-02</time> + +<p> +作っていた着物が完成した。\ +思っていたよりもずっと簡単だった。\ +細かいところを追求すれば職人技なのだろうが、\ +日常的に使うものを作るには素人でも十分である。\ +</p> + +<p> +初めは白衣のつもりで安物の晒をそのまま使って作り始めたが、\ +白衣を着ることが無くなってしまったので、袖と衿だけ柿渋で染めて\ +襦袢にすることにした。形は長着だが。\ +</p> + +<p> +完成後、右の衿がかなりずれて付いていることに気付いた。\ +このときは疲れからか不幸にもこのままでいいやと思っていたが、\ +見れば見るほど気になって、とうとうこの部分だけ付けなおすことにした。\ +そして完成したのがこれである。\ +</p> +<img src="20230802.jpg" alt="初めて自作した着物の写真" /> + +<p> +ほんのひと昔前までは着物を作る人などその辺にいくらでもいた。\ +世話になっていた寺の住職のお婆さんは和裁の先生だったそうだし、\ +僕の祖父母より少し若いお茶屋さんは、自分のお母さんが家族の着るものを\ +自分で作っていたという。\ +つまり僕の3、4世代前は着物を自作するのが当たり前だった。\ +ところがこの50年程の間にだれも作らなくなってしまった。\ +和服に限らず自分で作れば安上りなのに。\ +</p> + +<p> +なぜ自作しないのかと聞くと、きっと「そんな時間はない」\ +という答えが返ってくる。\ +金銭的にゆたかになって、自分で服を作る必要がなくなった。\ +のではなく、服を作るような時間的余裕のある人がいなくなったというのが\ +実情である。はて。\ +</p> diff --git a/man/journal/posts/20230802.jpg b/man/journal/posts/20230802.jpg Binary files differ. diff --git a/pub/journal/posts/20230802.html b/pub/journal/posts/20230802.html @@ -0,0 +1,49 @@ +<!DOCTYPE html> +<html> +<head> + <meta charset="utf-8"> + <meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1"> + <link rel="stylesheet" type="text/css" href="/style.css"> + <link rel="icon" type="image/x-icon" href="/pics/favicon.ico"> + <title>着物できた</title> +</head> +<body> + <header> + <a href="/">主頁</a> | + <a href="/about.html">自己紹介</a> | + <a href="/journal">日記</a> | + <a href="/farm">農業</a> | + <a href="/kitchen">台所</a> | + <a href="/computer">電算機</a> | + <a href="/poetry">詩</a> | + <a href="/books">本棚</a> | + <a href="https://git.mtkn.jp">Git</a> + </header> + <main> + <article> +<h1>着物できた</h1> +<time>2023-08-02</time> + +<p> +作っていた着物が完成した。思っていたよりもずっと簡単だった。細かいところを追求すれば職人技なのだろうが、日常的に使うものを作るには素人でも十分である。</p> + +<p> +初めは白衣のつもりで安物の晒をそのまま使って作り始めたが、白衣を着ることが無くなってしまったので、袖と衿だけ柿渋で染めて襦袢にすることにした。形は長着だが。</p> + +<p> +完成後、右の衿がかなりずれて付いていることに気付いた。このときは疲れからか不幸にもこのままでいいやと思っていたが、見れば見るほど気になって、とうとうこの部分だけ付けなおすことにした。そして完成したのがこれである。</p> +<img src="20230802.jpg" alt="初めて自作した着物の写真" /> + +<p> +ほんのひと昔前までは着物を作る人などその辺にいくらでもいた。世話になっていた寺の住職のお婆さんは和裁の先生だったそうだし、僕の祖父母より少し若いお茶屋さんは、自分のお母さんが家族の着るものを自分で作っていたという。つまり僕の3、4世代前は着物を自作するのが当たり前だった。ところがこの50年程の間にだれも作らなくなってしまった。和服に限らず自分で作れば安上りなのに。</p> + +<p> +なぜ自作しないのかと聞くと、きっと「そんな時間はない」という答えが返ってくる。金銭的にゆたかになって、自分で服を作る必要がなくなった。のではなく、服を作るような時間的余裕のある人がいなくなったというのが実情である。はて。</p> + </article> + + </main> + <footer> + <address>info(at)mtkn(dot)jp</address> + </footer> +</body> +</html> diff --git a/pub/journal/posts/20230802.jpg b/pub/journal/posts/20230802.jpg Binary files differ.